AGENDA

打ち合わせ アジェンダ
アカデミーの経理の始め方

日時:2026年10月2日(金)昼 場所:バーミヤン

出席:柴谷様、片貝


今日は、次の3つについてお話しできればと思っています。
① お金の流れの整理:アカデミー、Rさん、柴谷さんご自身の間で、どう分けるか
② 日々の経理の回し方:柴谷さんの立替をどう精算するか、何が出てくるか
③ 片貝へのお支払いの形
各項目に、私の想定と、その場合の進め方を書いておきました。違っているところを教えていただければ十分です。

1いまのお金の流れ(私の見立て)

これまでのお話から、次のようになっているのではないかと考えています。実線は伺って確かなこと、点線は私の想定です。

会員・保護者月会費・入会金 Sgrumカード決済 アカデミー一般社団法人・理事は非常勤帳簿:片貝(GnuCash) Rさん柴谷さんの会社帳簿:Rの税理士さん ピボットフットNPO法人 コーチ6名 柴谷さん個人個人のカード・現金 会費 入金(今はどの口座?) 指導料(9/5に伺った) 運営の発注(委託費) 謝礼 立替(多い) 毎月の精算 Rが立て替えた分?

緑の実線=伺って確かなこと、金色の点線=私の想定。

この図で大事なのは、アカデミーとRさんの境目です。同じ支出を両方の帳簿に載せたり、どちらにも載らなかったりしないように、境目を決めておきたいと考えています。Rさんには税理士さんがいらっしゃるので、境目の決め方は税理士さんにも共有できる形にします。

2想定される答えと、その場合の進め方

Q1.アカデミーとRさんの関係は

想定:アカデミーの理事は全員が非常勤なので、教室の指導や運営といった実務は、アカデミーからRさんに発注している(ピボットフットと同じ形)。コーチへの謝礼もRさんから払っている

Q2.Sgrumの会費は、いまどの口座に入っていますか

想定:法人口座ができる前だったので、柴谷さん個人かRさんの口座に入っている

Q3.アカデミーの支出は、どなたが払うことが多いですか

想定:ほとんどを柴谷さんが個人のカードや現金で立て替えている。Rさんのカードで払うこともある

Q4.食事代など、Rさんで処理している支出はどれですか

想定:打ち合わせの食事代などはRさんの経費にしている

Q5.設立のときの費用は、どなたが払いましたか

想定:定款の認証、登記、ドメインなどを柴谷さん個人が払った

Q6.保険料と助成金はどうなっていますか

想定:入会金3,300円の中の保険料は、スポーツ安全保険に団体で加入して払っている。大田区の助成金(2026年4月採択)は、法人ができる前に柴谷さんの名前で採択された

3毎月の流れ

柴谷さんにお願いしたいのは、領収書を撮ってアップロードすることと、月次報告を見て精算の振込をすることの2つです。

柴谷さんスマホ Sgrum・銀行入金・出金の明細 Cloudflare置き場・資料ページ 片貝+Claude Code GnuCash帳簿(正本) 随時(支払いがあったとき) 1 領収書を撮ってアップロード(個人立替/R立替/法人口座を選ぶ) 紙の原本は柴谷さんが保管 毎月 1〜10日(前月分の締め) 2 入金・出金明細のCSV(Sgrum・法人口座) 3 前月の領収書一覧 4 仕訳を作って取り込み 下書き:Claude Code確認:片貝 5 照合(残高・Sgrum) 6 貸借対照表・収支 7 月次報告を掲載作業明細も 毎月 10日ごろ 8 月次報告を見る(立替の精算額・Rさんへの委託費) 9 法人口座から振込(立替の精算・Rさんへの委託費) 翌月の明細で片貝が確認

緑の矢印=作業、金色の点線=結果が戻ってくる流れ。

帳簿はどこで付けるか

帳簿の正本は、9/4にご提案したとおり GnuCash(無料の会計ソフト)で、片貝のMacに置きます。1件ずつ手で入力するのではなく、明細のCSVとアップロードされた領収書から Claude Code が仕訳の下書きを作り、片貝が確認して取り込む形にします。

4こういうことがあったら(勘定科目と仕訳)

これから起こりそうな取引を、相手ごとに並べました。柴谷さんにお願いしたいことと、帳簿での仕訳の例です。金額は例です。今後、迷ったときの手引きとしても使えるようにしています。

仕訳の読み方:「借方 / 貸方」。左がお金の使い道や増えた資産、右がお金の出どころです。

会員・Sgrum

起きること柴谷さんに
お願いしたいこと
仕訳の例
会員がSgrumで月会費を払った(7,700円+決済手数料245円)特になし未収金(Sgrum)7,945 / 受取会費 7,945
Sgrumから法人口座に入金された(手数料を引いた額)特になし普通預金 7,700・支払手数料 245 / 未収金(Sgrum)7,945
新しい会員の入会金(3,300円・保険料込み)特になし未収金(Sgrum)3,300 / 受取入会金 2,500・預り金(保険料)800
保険料の額は加入区分で決まります(例として800円)
休会中の会員の休会費(1,100円)特になし未収金(Sgrum)1,100 / 受取会費 1,100
兄弟割引・2教室目の半額特になし割引後の額で受取会費に計上(割引額は別に記録しない)
Sgrumの利用料が引かれた特になし支払手数料 / 未収金(Sgrum)または普通預金
スポーツ安全保険の保険料を払った払込の控えをアップロード預り金(保険料)/ 普通預金
夏合宿の参加費を集めた参加者の一覧をアップロード普通預金 / 預り金(合宿)
宿に合宿代を払った宿の請求書をアップロード預り金(合宿)/ 普通預金。差額が残ったら、返金するか事業の収入にするかを月次報告でご相談

コーチ

起きること柴谷さんに
お願いしたいこと
仕訳の例
コーチの謝礼(Rさんから払う形)特になし(Rさんの帳簿)アカデミーの帳簿には載りません。Rさんへの委託費に含まれます
コーチに謝礼をアカデミーから直接払った(10,000円)相手・金額・日付をお知らせください指導謝金 10,000 / 預り金(源泉所得税)1,021・普通預金 8,979
上の源泉所得税を翌月10日までに納めた特になし(納付書は片貝が作ります)預り金(源泉所得税)1,021 / 普通預金 1,021
コーチの交通費を実費で払った金額と区間がわかるものをアップロード旅費交通費 / 普通預金(立替なら未払金)
指導者向けの保険にアカデミーの負担で入った払込の控えをアップロード保険料 / 普通預金

Rさん

起きること柴谷さんに
お願いしたいこと
仕訳の例
Rさんから運営の委託費の請求が来た請求書をアップロード業務委託費 / 未払金(Rさん)
相手が会社なので源泉徴収なし。理事会で承認した範囲かを確認します
委託費を払った月次報告の額を振込未払金(Rさん)/ 普通預金
Rさんのカードでアカデミーの備品を買った領収書をアップロード(「Rで立替」)消耗品費 / 未払金(Rさん)→ 翌月の精算で普通預金から
打ち合わせの食事代Rさんで処理している分はそのままアカデミーには載せません(Q4の境目に従う)
法人口座ができる前の会費が、Rさんの口座に入っていた金額の一覧と、法人口座への振込未収金(Rさん)/ 受取会費 → 振込で 普通預金 / 未収金(Rさん)

理事(柴谷さん・片貝)

起きること柴谷さんに
お願いしたいこと
仕訳の例
柴谷さんが個人のカード・現金でボールを買った(8,000円)領収書をアップロード(「個人で立替」)消耗品費 8,000 / 未払金(柴谷さん)8,000
立替を月末にまとめて精算した月次報告の額を法人口座から振込未払金(柴谷さん)/ 普通預金
設立の費用を柴谷さんが払っていた(定款認証・登記など)金額と日付の一覧(控えがあればアップロード)開業準備費 / 未払金(柴谷さん)
一括で費用にします。登録免許税も同じ扱い
片貝の作業分ご都合のよいときに、たまった額をまとめて振込毎月、業務委託費 / 未払金(片貝)を計上 → 払ったときに 未払金(片貝)/ 普通預金。源泉徴収なし
片貝の理事就任の登録免許税(1万円)特になし租税公課 10,000 / 普通預金
理事の報酬―当面なし(9/11の決定どおり)

お店・施設・大会などへの支払い

起きること柴谷さんに
お願いしたいこと
仕訳の例
ボール・タグ・コーンなどの備品(10万円未満)領収書をアップロード消耗品費 / 普通預金 または 未払金(立替者)
グラウンドの使用料請求書・領収書をアップロード施設使用料 / 普通預金
大会の参加費請求書・領収書をアップロード大会参加費 / 普通預金
ラグビー協会など、他団体への年会費請求書・領収書をアップロード諸会費 / 普通預金
Tシャツを仕入れた仕入れの請求書をアップロード貯蔵品 / 普通預金
Tシャツを会員に仕入れ値で渡した仕入れ値のままでお願いします普通預金 / 貯蔵品
利益を乗せると物品販売業になり、法人税の申告が必要になります
ドメインの更新料(年1,900円ほど)領収書メールを転送通信費 / 普通預金 または 未払金(立替者)
振込手数料特になし支払手数料 / 普通預金
メールでPDFの請求書・領収書が届いたPDFのままアップロード内容に応じて上のとおり。電子の書類は電子のまま保存します

行政・助成金・寄付

起きること柴谷さんに
お願いしたいこと
仕訳の例
大田区の助成金が入金された交付決定の通知をアップロード普通預金 / 受取助成金(課税なし)
寄付や協賛金をいただいた相手と金額をお知らせください普通預金 / 受取寄付金
都の均等割を納めた(4月)特になし(申告書は片貝が作ります)租税公課 / 普通預金
普通預金の利息特になし普通預金 / 受取利息

アカデミーが領収書を出すとき

合宿費や寄付を現金・振込で受け取ったときや、会員の方から会費の領収書を頼まれたときです。

項目進め方
発行する人「一般社団法人ボーダーレスラグビーアカデミー 代表理事 柴谷 晋」。資料室の発行ページで宛名・金額・但し書きを入れると、通し番号付きのPDFができ、控えが自動で残る形にします
Sgrumの会費Sgrumが決済の明細を出せるか確認します。出せれば、それを領収書の代わりにお使いいただけます
収入印紙5万円以上の領収書でも、営業に関しない受取書は非課税とされています。アカデミーのような法人がこれに当たるかは要確認。当面、5万円以上の領収書を出すときはご相談ください
インボイスアカデミーは消費税の免税事業者なので、インボイス(適格請求書)は出せません。企業から協賛金などで求められたら、そうお伝えください
寄付の領収書アカデミーは公益法人・認定NPOではないため、寄付した方の税金は控除されません。領収書にもそう誤解される書き方をしないようにします
帳簿での扱い受け取ったお金に応じて、預り金(合宿)・受取寄付金などに記録。控えのPDFと帳簿の番号を合わせておきます

使う勘定科目の一覧

区分勘定科目使う場面
資産普通預金ドコモのネット銀行の法人口座
資産未収金Sgrumで決済済み・入金待ちの会費。Rさん・柴谷さんの口座に入った会費
資産貯蔵品会員に仕入れ値で渡すTシャツなどの在庫
負債未払金柴谷さん・Rさん・片貝への、まだ払っていないお金(立替・委託費)
負債預り金保険料・合宿費・源泉所得税など、預かって誰かに払うお金
収入受取会費/受取入会金月会費・休会費/入会金(保険料を除く)
収入受取助成金/受取寄付金/受取利息大田区などの助成金/寄付・協賛金/預金の利息
事業費業務委託費Rさんへの運営の委託費
事業費指導謝金アカデミーから個人のコーチに直接払う謝礼(源泉徴収あり)
事業費消耗品費/施設使用料/大会参加費備品/グラウンド/大会
事業費旅費交通費/保険料コーチの交通費/アカデミー負担の保険
管理費業務委託費(経理)片貝への経理の作業代
管理費支払手数料/通信費/諸会費Sgrumの決済手数料・利用料・振込手数料/ドメイン/他団体の会費
管理費租税公課/開業準備費均等割・登録免許税/設立の費用

事業費と管理費を分けておくと、助成金の報告や社員総会で「教室にいくら使ったか」をすぐに示せます。

5出てくるもの(アウトプット)

アウトプット時期作る人使い道
月次報告
収支、口座残高、Sgrum入金の照合、立替の精算額(個人・Rさん別)、Rさんへの委託費、未処理の領収書
毎月10日ごろ片貝柴谷さんが資料サイトで確認し、振込。理事会の資料にも
作業明細毎月片貝その月の作業時間と、未払いの累計・上限額に対する累計を表示。お支払いはまとめてで構いません
開始時の貸借対照表10月に1回片貝設立日時点の、柴谷さん・Rさんへの未払金などを確定
理事就任・理事会の書類10月に1回片貝社員の皆さん、理事会、法務局(片貝の件とRさんへの発注をまとめて)
Rさんとの委託契約書(案)10月に1回片貝委託の範囲と金額の根拠。Rさんの税理士さんへの説明にも
均等割の申告書毎年4月片貝都税事務所(初回 40,800円)
計算書類
貸借対照表・損益計算書・附属明細書
毎年8月片貝監事の監査 → 理事会 → 社員総会
事業報告毎年8月柴谷さん(片貝が下書き)理事会・社員総会
貸借対照表の公告社員総会の後片貝が用意公告(方法は7章で相談)

61年のスケジュール

事業年度は8月〜7月。第1期は設立日(2026年8月26日)から2027年7月31日までです。

時期やること担当
2026年10月理事就任(書面決議 → 2週間以内に登記)、理事会の承認(片貝の件・Rさんへの発注)、Rさんとの委託契約、開始時の貸借対照表、9月末までの帳簿、領収書アップロードページの運用開始、Sgrumの入金先の切り替え片貝 柴谷さん
毎月1〜10日前月分の締め → 月次報告・作業明細 → 振込片貝 柴谷さん
2027年3月大田区の助成金の実績報告(時期は要確認)、スポーツ安全保険の年度更新柴谷さん 片貝
2027年4月30日都の均等割の申告・納付(初回 40,800円。2年目から年 70,000円)片貝
2027年7月31日第1期の終わり
2027年8月計算書類・附属明細書、事業報告の下書き → 監事の監査片貝 柴谷さん
2027年9〜10月理事会で承認 → 定時社員総会 → 貸借対照表の公告柴谷さん 片貝

法人税の申告はありません(収益事業がないため)。物を利益を乗せて売ると、申告が必要になります。

7調べてわかったこと(会社の会計との違い)

アカデミーは「非営利型の一般社団法人」なので、会社の会計(企業会計原則)とは考え方が違うところがあります。法令・国税庁・東京都主税局の資料を確認し、複数のLLM(DeepResearch)の答えを突き合わせてまとめました。

項目会社の場合アカデミーの場合
法人税すべての所得にかかる法令で決められた34種類の「収益事業」の所得に限って課税。スポーツ指導は入っていないので、いまは申告不要。物を利益を乗せて売ると「物品販売業」になり、少額でも申告が必要
会計のルール企業会計原則・会社法の計算規則公益法人会計基準に従う義務はない。小さな非営利法人で広く使われているNPO法人会計基準の考え方を借りて、事業費と管理費を分ける形にします
決算で作る書類貸借対照表・損益計算書など貸借対照表・損益計算書(非営利では「正味財産増減計算書」とも呼ぶ)・附属明細書・事業報告(一般社団法人法123条)。監事の監査 → 理事会 → 社員総会の順で承認
純資産資本金+利益の積み上げ資本金がないので、「正味財産」(資産から負債を引いた残り)で表します。設立の費用を柴谷さんからの未払金で処理するため、最初はマイナスから始まることがありますが、会費が入れば戻ります。問題ありません
設立の費用繰延資産にして数年で償却し、節税に使うことが多い法人税がかからないので償却する意味がなく、一括で費用にします
会費の扱い売上会員としての会費は、消費税の対象外(不課税)。アカデミーは消費税の免税事業者でもあります。柴谷さんがおっしゃっていた「消費税はかからない」のとおりです
預かるお金―保険料・合宿費は、アカデミーの収入ではなく「預り金」。収支を実態より大きく見せないためです
都の税金(均等割)事業年度ごと非営利型でも免除はなく、年7万円。事業年度(8月〜7月)ではなく4月〜3月の期間で計算し、毎年4月30日が期限。初回は8/26〜3/31の7か月分で40,800円
源泉徴収給与・士業への報酬など個人のコーチへの指導料は対象(10.21%)。Rさんのような会社への委託費、片貝の記帳の作業代は対象外
身内との取引取締役会の承認理事が関わる取引(片貝への支払い、Rさんへの発注)は、理事会の承認が必要(一般社団法人法84条・92条)。関わる理事は決議に加わりません
帳簿の保存税法上7年一般社団法人法で10年(120条)。メールで受け取った請求書などは、電子帳簿保存法により電子のまま保存
決算の公告官報・ホームページなど定款の定めでは事務所への掲示。現実的な方法は下で説明します

資本金がないこと

一般社団法人には資本金がありません。お金を出して作る会社ではなく、「社員(人)の集まり」だからです。そのため、都の均等割は最も低い区分(年7万円)になります。

アカデミーが納める税金

税金アカデミー
法人税なし(収益事業がないため)
消費税なし(免税事業者で、会費はそもそも対象外)
都の均等割あり:初回 40,800円(2027年4月)、その後は毎年 70,000円
登録免許税登記のたびに発生(片貝の理事就任で1万円)
源泉所得税アカデミーの負担ではなく、コーチの税金を預かって納めるもの。コーチに直接払う場合に限り発生

源泉徴収の流れ(アカデミーが個人のコーチに直接払う場合)

  1. 謝礼を払うときに 10.21% を差し引く(1万円なら 1,021円を引いて、8,979円を払う)
  2. 翌月10日までに、差し引いた額を雪谷税務署に納める。納付書(報酬・料金等の所得税徴収高計算書)で銀行から、または e-Tax で。スポーツの指導料は半年ごとにまとめて納める特例の対象外なので、払った月ごとに納めます
  3. 1人に年5万円を超えて払ったら、翌年1月31日までに支払調書を税務署へ

Rさん経由で払う形(Q1の想定)なら、アカデミー側ではどれも発生しません。

決算の公告(事務所への掲示)について

毎年、定時社員総会のあとに貸借対照表を公告する義務があります(一般社団法人法128条)。アカデミーの定款は「主たる事務所の、誰でも見やすい場所に掲示する」方法で、主たる事務所は登記上の住所(ご自宅)です。実際には公告をしていない小さな法人も多いと言われますが、義務であることに変わりはありません(怠ると過料の対象)。

やり方費用・手間
いまの定款のまま、事務所に掲示費用なし。ご自宅の外から見える場所に貼る必要があり、現実的ではない
定款を変えて「電子公告」にし、公式サイトに載せる社員総会の決議と、公告方法の変更登記(登録免許税3万円)。以後はサイトに貸借対照表を載せれば済む。要確認掲載期間などの条件
官報に載せる1回数万円かかる

初回は第1期の社員総会のあと(2027年秋)なので、急ぎではありません。片貝の理事就任の登記と同時に公告方法を変えれば、手続きを1回にまとめられます(登録免許税は別途かかります)。

調べる中で見つかった誤り:LLMの答えには間違いが混じっていました。たとえば「均等割の初年度は11か月・64,100円」(正しくは7か月・40,800円)、「利益相反の承認は社員総会」(アカデミーは理事会を置いているので理事会)などです。一つのLLMの答えをそのまま使わず、条文や公的機関の資料で確かめたものを載せています。
まだ確かめていないこと:物品の頒布についての国税庁の通達の原文、大田区の助成金の名義変更の要否。

8片貝へのお支払いについて

9/11に「時給に上限を設けた条件で進める」と決めていただきました。お支払いを始めるにあたって、次の2つの手続きがあります。

手続き内容柴谷さんにお願いしたいこと
理事就任社員の皆さんにメールでご同意をいただき(書面決議)、2週間以内に変更登記します。登録免許税1万円。書類は片貝が作ります同意依頼メールの送信、議事録への押印、登記申請書の投函
理事会の承認理事が法人から有償で仕事を受けるため、利益相反取引として承認をいただきます。Rさんへの発注も同じ理事会でまとめられます理事会での決議(メールでも可)

理事として法人の中に入る形にすると、申告書の作成が法人自身の行為になり、税理士法の問題が起きません。記帳の仕事への支払いは源泉徴収の対象外です。

ご相談したいこと

作業した時間は、日付・時間・内容をすべて記録し、毎月の作業明細としてお出しします。打ち合わせ・準備・調査・仕組みづくりを含み、AIを使った作業も片貝が作業していた時間で数えます。

9Sgrumをもっと使う

会員の名簿と会費は、すでにSgrumにあります。新しい仕組みを足すより、Sgrumでできることを広げる方が、保護者にも運営にも負担が少なく済みます。

いまの困りごと・これからのことSgrumでの進め方経理から見たよい点
練習の案内・休講の連絡・リマインドお知らせ・カレンダーで配信(保護者はSgrumの通知で受け取る)費用が増えない
出欠・休む連絡出欠確認の機能で受け付ける。LINEグループでの連絡と並行してよい―
夏合宿・大会の申込と参加費イベントとして申込を受け、参加費もSgrumで決済できるか確認現金を預からずに済み、誰がいくら払ったかが明細に残る。預り金の管理が楽になる
Tシャツなどの購入Sgrumで物品の申込・決済ができるか確認仕入れ値で渡したことが明細で示せる
保護者へのアンケート(写真掲載の同意など)アンケート機能で集める同意の記録が残る
会費の領収書を頼まれたときSgrumから決済の明細・領収書を出せるか確認アカデミーで領収書を書かずに済む
毎月の帳簿づけ入金明細をCSVで書き出す(片貝の権限で可能か確認)会費・入会金・休会費・手数料を自動で仕訳にできる

「確認」と書いたものは、片貝のSgrumのアカウントで金曜までに見てきます。利用料が増える機能があれば、その金額もお伝えします。

10LINE連携について

LINEの公式資料(LINE Developers、LINEヤフー for Business)を調べ、複数のLLM(DeepResearch)の調査結果を突き合わせてまとめました。まず、どんなことにLINEを使いたいとお考えか聞かせてください。

LINEが提供しているサービス

サービス何ができるか料金アカデミーでの使用例
LINE公式アカウント団体のアカウント。友だち追加した人へのお知らせ配信、1対1のチャット、自動応答、リッチメニュー(トーク画面下のボタン)、予約配信月0円/5,000円/15,000円(下の表)。自動応答と返信は無料「ボーダーレスラグビーアカデミー」のアカウントを作り、保護者に友だち追加してもらって休講のお知らせを送る。「駐車場」と送られたら自動で案内を返す
Messaging API公式アカウントを外部のシステムとつなぐ仕組み。届いたメッセージを受け取り(Webhook)、自動で返信・送信できるAPI自体は無料。送った通数は公式アカウントのプランに含めて数えるinfo@ に問い合わせメールが届いたら、柴谷さんのLINEに「体験の問い合わせがありました」と通知する(月30件なら0円のプランで収まる)
LINEログイン/LIFFLINEの中でWebの画面を開き、誰が操作したかをLINEで確認できる。プライバシーポリシーの公開が必須追加の料金はなし。画面を作る手間がかかるリッチメニューの「出欠」から出欠フォームを開き、保護者がボタンで回答する(Sgrumの出欠と重なる)
認証済アカウントLINEヤフーの審査を通ったアカウント。アプリ内検索に出る、請求書払いができる、グループの全メンバーのIDを取れる。2026年4月にプレミアムアカウントが統合された申請も利用も無料。審査に法人の書類が要る「ボーダーレス」とLINEで検索した人に見つけてもらう。いまの使い方なら急ぐ必要はない
グループへのbot参加公式アカウントを既存のLINEグループに招待すると、以後のメッセージの受け取りと投稿ができる受け取りは無料。投稿はグループの人数分の通数(70人なら70通)教室のグループで「欠席」と書かれたら自動で記録する(保護者の会話もすべて受け取るため、おすすめしない)
LINE Notify2025年3月31日に終了。以前は無料でシステムから個人のLINEへ通知できた―今は公式アカウント+Messaging APIで同じことをする

料金(2026年9月時点)

プラン月額(税別)無料で送れる数超えたとき
コミュニケーション0円月200通送れなくなる
ライト5,000円月5,000通送れなくなる
スタンダード15,000円月30,000通1通 最大3円で追加(2026年10月に料金改定)

アカデミーで使った場合の費用の見込み

使い方月の通数必要なプラン
問い合わせが来たら柴谷さんに通知(月30件ほど)30通0円のプランで足りる
保護者70人に月4回お知らせ280通月5,000円(0円のプランは200通まで)
保護者70人に毎週の練習案内+休講連絡400通前後月5,000円(年60,000円)
保護者がLINEで出欠を送り、自動で「受け付けました」と返す返信は数えない0円のプランで足りるが、出欠を記録するシステムの作り込みが要る

できること・できないこと

やりたいこと(想定)結果
問い合わせが来たら、LINEで知りたいできるinfo@ にメールが届いたら、柴谷さんのLINEに通知。無料の範囲で作れます
保護者への案内や出欠をLINEで自動化したいできる保護者に公式アカウントを友だち追加してもらう必要があり、配信は月5,000円のプランが要ります
いまの教室のLINEグループを自動化したいできない個人が作ったグループは、外のシステムから読むことも書くこともできません。過去のやりとりも取り出せません
いまのグループに公式アカウント(bot)を入れるできるが招待すれば、以後のメッセージを受け取ったり投稿したりできます。ただし下に書く理由でおすすめしません

もしかして:SgrumとLINEをつなぎたい?

想定:保護者はSgrumのアプリの通知をあまり見ておらず、LINEの方が確実に読まれる。だから、Sgrumのお知らせや申込をLINEでも届けたい

保護者向けに使わない方がよいと考える理由

  1. Sgrumと二重になる:Sgrumにはお知らせ・出欠・カレンダーがあり、会費もSgrumで集めています。LINEでも同じことをすると、保護者はどちらを見ればよいか迷い、運営側も二か所に登録することになります(9/11に「Sgrumのお知らせで足りる」と確認済み)
  2. 費用がかかり続ける:保護者向けに配信すると、月5,000円・年60,000円が固定でかかります。Sgrumのお知らせなら追加の費用はありません
  3. グループにbotを入れると、会話がすべて法人のサーバーに流れる:保護者同士の私的な会話や、子どもの名前が入った連絡まで受け取ることになります。保護者全員への説明とプライバシーポリシーが必要になり、botが返信するたびにグループ全員に通知が行きます
  4. 保護者に手間をかける:公式アカウントの友だち追加や、LINEログインの同意をお願いすることになります
  5. LINEの都合で仕組みが変わる:無料だったLINE Notifyが2025年に終了したように、LINEの方針が変わると作り直しが必要になります。会費や名簿の記録をLINEに寄せると、その影響が大きくなります
おすすめ:保護者との連絡は、前の章のとおりSgrumを広げて使う形にし、LINEの仕組みは入れません。教室のLINEグループはこれまでどおり使います。新しく作るとしても「問い合わせが来たら柴谷さんのLINEに通知する」の1つで、費用は0円のプランで収まります。必要なければ作りません。保護者向けの配信は、Sgrumで足りないことがはっきりしてから考えます。

11今日のあとに

担当内容
片貝理事就任の書類一式、理事会の議事録案(片貝の件・Rさんへの発注)、Rさんとの委託契約書の案、領収書アップロードページ、開始時の貸借対照表と9月末までの帳簿
柴谷さん立替えた支出の一覧(設立前を含む)、Sgrumの入金先の切り替え、Rさんの税理士さんへの共有、助成金の名義の確認